前々回、飯田市上久堅から伊那山脈(小川路峠)を越えて遠山谷上村に至る路を紹介しましたが、今回はもう少し南下し飯田市千代から伊那山脈(千代峠、小嵐峠)を越えて遠山谷木沢に至る路を紹介します。
9月20日、台風一過の秋晴れに誘われて飯田市千代法善寺から林道「千遠線」を車で進み、万古川支流「唐澤の滝」付近へ駐車、遠山谷木沢「小嵐神社」を目指す。(午前11時)

この林道「千遠線」、名前の通り千代地区と遠山地区を結ぶ道であるはずなのだが車道は途中で消えてしまう。
そこで戦国時代から人や物資の往来があったこの古道を復活しようと、地元法善寺、木沢地区の方が「唐沢の滝」~「千代峠」~「小嵐峠」~「小嵐神社」ルートを登山道として整備してくれたそうです。
登山道入り口は「唐澤の滝」に掛かる橋から林道を100mほど進んだ左手にありましたが、今回は単独である事(危険な箇所ありとの情報)、キノコのシーズンで止山の可能性もある為出来るだけ林道を走り終点付近で山に入る事にしました。
舗装された林道(但し落石だらけ)を5Km程走ると泰阜村堺の三叉路に到着。
右に行くと泰阜村栃城、左は林道「千遠線」ここからは未舗装でした。

三叉路から約2km進むとと完全に崩落している箇所が。

三叉路から4km、伊那山脈南端の尾根筋を林道が分断している箇所に到着。この先は林道が消えてしまうとの情報なので法面に造られた人工の階段を利用して山に入ります。

伊那山脈の尾根筋はやぶ漕ぎもなくとても快適、千代側(左手)は植林(檜)の山、遠山側(右手)は広葉樹の山とはっきり分かれています。
ところどころ道しるべのテープが巻いてくれてありますが、間隔はかなり遠いため2度程尾根筋を外してしまいました。要注意です。

この尾根筋と「千代峠」~「小嵐峠」の登山道は平行に50m程ずれていて、それが迷う原因になっているとの情報を得ていたため注意して約1km進むと、右手にたくさんテープを巻いてある箇所が。
ここだと思い尾根筋を下ると、ありました!はっきりとした登山道です!

左を登ると「千代峠」右を下れば「小嵐峠」、表示はありませんが地図を確認すると間違いない様です。
今回は小嵐神社へ至る伊那山脈越えのルートの確認が主なので、小嵐峠に向かいます。

何も表示がないが、ここが小嵐峠の様です。
さらに下ると遠山側の林道「千遠線」と遭遇。小嵐神社上まで行き今日の目的を達成!(ここまで約11km)
来た道を戻ります。
「千代峠」~「小嵐峠」は距離にして1kmちょっとくらいだと思います。千代峠を確認してから戻ろうと思いましたが時計を見ると午後2時半。6時からの孫達とのお祝い(今日は敬老の日です)に間に合わないと叱られるので次回のお楽しみに。
ルート確認は出来たので、次回はランナーズのメンバーを誘って「唐沢の滝」~「千代峠」間に挑戦したいと思っています。