2007年 11月 16日
北安曇へ |
長野県林業普及指導事業評価委員会の仕事で、松本市から穂高を経由して北安曇周辺の里山へ。
この委員会は、各地方事務所林務部に所属する林業普及指導員(SP,AG)の活動を評価するのが仕事。委員長は信州大学の植木教授で、私は去年から参加。各地の林業の様子を勉強できるので引き受けたが、約1ヶ月の間に県内を走り回り、レポートを作成しなければならない。
この地域は、県内のほかの地域に比べると杉、桧、唐松等の針葉樹の人工林が少なく、広葉樹の天然林が多い地域。したがって森林組合等の活動もあまり活発でないようだ。
しかしお金にならない広葉樹の天然林も手入れをしなければ災害の元になるし、森林景観も損なわれる。そこでこの地域で活躍するAGさん4人組は、今までの慣習にとらわれず、山仕事の好きな若い人達と積極的に手を組んで、間伐に取り組んでいる。
広葉樹林帯を間伐する「山仕事創造舎」の皆さん。新しい林業の担い手がここでは育ってきている。
彼らにより間伐された唐松林。唐松の葉が落ち、日が当たって黄金色に地面が輝く。歩くと絨毯のように柔らかい。
間伐は、野生鳥獣と人間の境界を明確化した緩衝的な役割も果たす。この地域は間伐による緩衝帯を去年から勧めた事により、農作物の被害が半減したそうだ。
山の手入れは良材を我々に届けてくれるだけでないと、改めて感じた。
この委員会は、各地方事務所林務部に所属する林業普及指導員(SP,AG)の活動を評価するのが仕事。委員長は信州大学の植木教授で、私は去年から参加。各地の林業の様子を勉強できるので引き受けたが、約1ヶ月の間に県内を走り回り、レポートを作成しなければならない。
この地域は、県内のほかの地域に比べると杉、桧、唐松等の針葉樹の人工林が少なく、広葉樹の天然林が多い地域。したがって森林組合等の活動もあまり活発でないようだ。
しかしお金にならない広葉樹の天然林も手入れをしなければ災害の元になるし、森林景観も損なわれる。そこでこの地域で活躍するAGさん4人組は、今までの慣習にとらわれず、山仕事の好きな若い人達と積極的に手を組んで、間伐に取り組んでいる。
広葉樹林帯を間伐する「山仕事創造舎」の皆さん。新しい林業の担い手がここでは育ってきている。
彼らにより間伐された唐松林。唐松の葉が落ち、日が当たって黄金色に地面が輝く。歩くと絨毯のように柔らかい。
間伐は、野生鳥獣と人間の境界を明確化した緩衝的な役割も果たす。この地域は間伐による緩衝帯を去年から勧めた事により、農作物の被害が半減したそうだ。
山の手入れは良材を我々に届けてくれるだけでないと、改めて感じた。
by minoru-okura
| 2007-11-16 13:30
| 里山のくらし